先日、「万引き家族」を観てきた。
いつもなら、映画はみんなの話題がさったころに
早稲田松竹でみる、というながれなのだけど
今回はせっかくなので話題のうちに。
映画の中には大まかに二つの家族がでてきたのだけど
一緒にいった友人と、自分の共感する家族像が真逆ということが判明。
その共感する視点が真逆だからか
映画が終わってからの連想や見方もまたちがって
なかなかおもしろかった。
もう1回1人でみてみるのもありかも。
インタビューの中で監督は
多様な人がいていいと思うといっていた。
この映画には本当いろんな人がでてきていて、
それぞれの人物に一人一人の個性があって
人間模様をみているかんじは、ちょっとドキュメンタリーをみているような気持ちになった。
現実も同じで、
人は人、自分は自分。
多様性を楽しめる人が一番幸せだなと思った。
最近よくある
「日本はとってもすごくて、世界中から注目されてるんだよ」
的なテレビを見るたびに違和感を感じていた。
日本の素晴らしい部分はもちろん沢山あるし、
他の国の人の注目する部分もあるのだろうけど、
実際のところ、日本はアジアの中の小さい国の一つだし
この映画のように貧困に苦しむ人が沢山いる、ということが
世界的に知られていたのか疑問だった。
この映画で、日本の八方美人的仮面が少しはがれたらいいな。
それにしても、自分は恵まれていることを思い知った。
たぶん現実にもカップ麺しか食べられない子供もいるんだ、というのが
けっこうショックだった。