March 07, 2019

旅からの教訓

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またまた久々の更新。
30代中盤をすぎると時が経つのが前以上にめまぐるしい。
今日撮影した方が、女は50歳から!と言っていた。
怖いけど楽しみだ。

先日、久々に祖母の家に行ってきた。
といっても月1は行っているから約1ヶ月ぶりか。
先月のヨーロッパ旅(スペインとポルトガルに行っていました)でお土産をどうしよう、と考えていたのだけど
行く直前、92歳の祖母はもう何もいらいない、といっていた。
それもなんだかなぁ、と思い、考えぬいた末、布のハギレをいくつか買ってきた。
祖母は裁縫が好きでよく同じ形の袋を作っているから
ハギレが嬉しい、と前にいっていたのを思い出し。
スペインはフラメンコの衣装を自分で作ったりするのか?
ハギレコーナーもなかなか充実。それはそれは喜んでくれて、滅多にない母からメールまできた。
(母はよく祖母と話しているから)
「こんな柄日本にはないから嬉しい、ヨーロッパはやっぱりさすがねぇ」
と言っていた。

最近、出張や旅が本当に多いから
顔を思い浮かべた時にしかお土産を買わないことにしている。
日本はお土産文化、お返し文化があるけど
昔からこの美徳にはあまり慣れない。
顔が浮かんだり、本当にお礼をしたい時にすればいいと思う。
じゃないとお返しは止まらない。

そういえばバルセロナでは友人ギジェが泊めてくれた。
こちらはアメリカにいる友人と向こうで合流しておしかけたから
会ったことのない友人のことまで泊めてくれた。
欧米人のこういう考えがとても好きだ。
なにかお礼がしたかったのと誕生日のギジェをお祝いしたくて
ポルトガルで土産を探したけど何も思い浮かばず。
結局手ぶらでバルセロナに戻ったのだけどバルセロナでぴったり!というものを発見した。
今回知ったバルセロナを代表するアーティスト、Antoni Tapiesの美術館
奥の方にある無人コーナーにあったTapiesの言葉に感動した。
そのインタビューの入った本をプレゼントすることにした。
ラッピングも何もないから、気を利かせたお店のお兄さんがTapiesオリジナルテープを満遍なく貼ってくれた。
夜、日本から持っていった田中六五の6513を飲みながら渡すと喜んでくれた。
「Life is beautiful」と言っていた。

結論。
やっぱりお土産やプレゼントは顔が浮かんだ時に渡そう、と思う。
失敗もしているかもしれないけど
なんだか今回は嬉しかった。